『っ!まさかお前は炎神か!?』

「気付くの遅いぜ〜。俺の新☆必殺技。名付けて『太陽玉!』」

『……クスッ。』


陸が太陽玉を放った瞬間
ドールは微笑んだ

そのまま太陽玉がぶつかり爆発すると
地面は大きく抉られて
ドールの姿は消えていた


……倒した


陸と奈々は一息ついた

しかし、クスクスと笑う声に
ハッとするとドールを探した


『ここだよ。』

「!?」

「奈々!逃げろ!」

キンッ


奈々の首が鎌で刈られる瞬間
首と鎌の間には春が立っていた

苦しそうに雷牙で鎌を
受け止める春に
ドールは微笑んだ


『お姫様も戦うの?ナイトに守ってもらうんじゃないの?』

「守ってもらうだけなんてごめんだあっ!」


キンッ


鎌を弾くとドールが体制を
立て直す前に腹にエルボーを入れ
後ろに反ったところで
顎を蹴り上げると
ドールは吹き飛んだ


っ!強い……でも!


『私は負けない!』


羽根を広げて勢いを殺すと
春に向かって数十本の羽根を飛ばした

全て春に命中すると思い
ドールは微笑んだ


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