『じゃあ今回の事はミウとキラに任せます。海斗様は元の世界に戻ったら、キラと契約して下さいね。』

「……また契約……。」


ユラが笑顔で言うと
海斗は頭を抱えてうなだれた

陸は話が終わった途端
起きて欠伸をしている


「どーやって元の世界に戻るんだよ。」

『相変わらず人の話を聞かぬ奴だなお前は。』


ソウが呆れたように言うと
陸はムッとした


「うるせえな。難しい話は分かんねえんだよ。」

『だから馬鹿なんだお前は。』

「うっせえ!」

『……2人共煩いですよ。』


ユラが黒い笑みを浮かべると2人共黙った
ユラの背後に魔王が見えたきがした陸は
すぐに海斗の背後に隠れた


『じゃあみんな目を瞑ってー。』


ウタがそう言うと
海斗達は目を瞑り
だんだん意識が遠くなっていった──


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