空の少女と海の少年



玄関扉を開けようと
陸がドアノブに手をかけると


『いらっしゃーいっ!』

「いたあっ!」


扉が外開きに勢いよく開いて
陸のおでこを直撃した

でこを抑えながら
扉を開けた奴を睨むと
そいつはまだ小学生くらいの
金髪に金の瞳の少年だった


『みんな久しぶりだなっ!』

「誰だお前?」

『なあっ……あ!そっか!おいらは光神キラだ!』


キラは驚いた後に
何かを思い出したようで
にこにこしながら名乗った

初めて聞く名前
そして光の神

3人は目をぱちくりさせるが
キラに手を引っ張られて中に入った


_