空の少女と海の少年



ホールに向かって走りながら
海斗は心の中でミウを呼んだ


《今から来る奴だろ?》

《そうだよ。ホールに着いたらすぐ呼んで。》

《了解。》


横を走る春を見て
海斗は拳に力をいれた


今度こそ春は俺が守る


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