空の少女と海の少年



「──ん」

「海斗〜飯食い行くぞ。」


海斗が目覚めると
陸は新しい制服に身を包んでいた
海斗はまだ眠いのか
目をこすっている


「あ、制服来たんだ。」

「結構いいぜこれ。早く着替えて来いよー。」


先行ってるぜー
と陸は部屋を出ていった

パタン

ドアの閉まる音がすると
海斗は寝癖を直しながら呟いた


「──ミウ。」

『契約を早く始めよう。』

「いきなりだな……。」


闇の神さまミウは
肩につくくらいの黒髪
漆黒の瞳に白いローブ


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