空の少女と海の少年



……あれ?また花畑かよ。
ユラいるんだろ?

『ユラはいないわ。私が呼んだの。海斗に言わなきゃいけない事があるから。』

誰?お前。

『海の能力のひとつ、¨闇¨の神。ミウよ。』

へえ。で、なんの用?

『海斗、今日は春から離れちゃだめよ。春を守る時には、私と融合して。』

…何が起こるんだよ。つか、ユラじゃだめなのか?

『そこまでは分からない。けど、春が狙われてるみたい。そしてユラは今忙しいから。』

じゃあ、そいつは誰が倒すんだよ。

『陸と奈々に任せなさい。あの程度の敵なら、2人で十分よ。……強力な助っ人がその場にはいるから。』

訳わかんねえ。って!また契約かよ…。

『じゃあ、起きたら呼んでね。』

いやだ……


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