「ちょっと……まさか」
「仕方ねえだろ」
「いやあ! 汚い」
「じゃあどうしろってんだ!」
「この先にコンビニあるよ」
「先に言え!」
仕方なく少女を抱きかかえた。
「あー、お姫様だっこ♪」
(ふざけんじゃねえよ)
少女の体は軽かった。生意気な口をきいていていても、まだ子どもであることを実感させる。
そういや、こうやって亜紀を抱いて歩いたことがあった──
「仕方ねえだろ」
「いやあ! 汚い」
「じゃあどうしろってんだ!」
「この先にコンビニあるよ」
「先に言え!」
仕方なく少女を抱きかかえた。
「あー、お姫様だっこ♪」
(ふざけんじゃねえよ)
少女の体は軽かった。生意気な口をきいていていても、まだ子どもであることを実感させる。
そういや、こうやって亜紀を抱いて歩いたことがあった──



