好きだったんだよ。
     大好きだったんだよ。
     でも君には大好きな彼女が居るんだもんね。
     大切な彼女さんが・・・。
     けして私には言わなかった彼女の事。
     名前さえも教えてくれなっかた彼女。
     君にとって私は仲のいい友達だったのに。
     唯一言ってくれなかったこと。
     何でも言える友達なんだよね・・・。
     そうだったんだよね・・・。
     だからもっと言えなくて、
     苦しかったんだよね。
     友達止まりだった。
     君を失いたく無かったからさ。
     意地なんて捨てれれば良かったんだけどね。
     私には無理だった。
     ねぇ。
     彼女さんの何処が好きなの。
     私と何が違うの。
     私じゃ駄目なの・・・。
     君の彼女さんと入れ替われたいよ・・・。
     なんでこんな事思っちゃうんだろう。
     負け惜しみだよね・・・。
     大嫌い。
     優しい君も。
     意地っ張りな私も。
     皆大嫌い。
     でも大好きなんだよ。
     悲しいけど君の幸せを願うよ。
     「幸せになって」 
     そう夕焼けに呟いた。