エネ・マーグラ三世は、貴族や官僚の子弟に一流の教育を施すことを目指して、全寮制の学舎ポコチポパン国立学院を創設した。
校長には、エネ・マーグラ三世の信任も厚いランゲ・ラーゲ男爵が就任した。

ここで六歳で入学すると、成人まで在籍するのだ。
入学式で、ランゲ・ラーゲ男爵は、ポコチンポス公国に仕える優秀な僕とならんことを祈念すると訓示。
新入生は、寮に入った。寮は、上級生と相部屋の三人。ここで、学業だけでなくポコチンポス公国貴族としての所作と教養も身に付けるのだ。
また、15歳になるとポコチンポス公国軍士官学校へも推薦されることも可能だ。
文官志望は、そのままポコチポパンに在籍する。