カラオケボックスから出ると,ようやく理解できた。
それと同時に怒りが込み上げて来た。
「何ふざけた事言ってんの!!
 せっかく彼氏作ろうと思ったのに,アンタのせいで最悪じゃない」
もう・・・。
如何してこうなちゃうの・・・。
「ふざけてなんか無いしっっっ。
 俺はお前が,魅樹が好きなんだよっっっ」
えっっっ。
秋が私を好き・・・。
「ばさっっっ」
気が付くと秋は私に抱き付いていた。
「好きだ魅樹。
 俺と付き合って下さい」
「はい」
何でか分からないけど,貴方に告白された時は幸せを感じたよ。
4月4日は私達にとって,とっても大切な日だね。

大好きだよ秋。