メイドなあたしとイジワルご主人様。

ファ~ファン!

ちょっと途中で止まっちゃったなぁー。

やっぱ一切触った事ない楽器は難しい。

でも、いつかは完璧に吹けるようになりたいな。

「楓。すごいな。よくできました。」

そう言って裕介はあたしの頭をなでた。

「今回も合格だ。もう疲れただろうから、続きは明日な。」

まだ夕方なのに。

確かにあたしは疲れていた。