翌日。

学校から帰ったら、裕介に厨房に呼び出された。厨房にはあたしと裕介だけ。

「じゃあ楓、まずは料理からだ。ほら、エプロン。」

そう言ってエプロンを渡された。

「わかった。課題は?」

「肉じゃがだ。俺を満足させろよ。」

肉じゃが?

そういえばレシピがあったな。作ったし。

「はい。じゃあ作るね。」