裕介の乗った飛行機が飛び立っていくのを、展望室から眺めていた。


そして、心の中で思った。


『裕介。いってらっしゃい。浮気なんてしたら、どうなるかわかってんでしょうね?』

青空の中、一直線に飛ぶ飛行機。


きっと裕介が帰ってくるまで、青空を見るたびにあなたを思い出す。

こんな風に思わされたのはあなたのせい。


でも、あなたが1番大好きなんだ。

そんなに離れたって、ずっと心だけは一緒だよ?


そんなあなたは、あたしのイジワルで世界一愛しいご主人様。




【END】