メイドなあたしとイジワルご主人様。

そんな風に思ってたら、裕介の携帯がなった。


「ん?あぁ。わかった。…楓。戻らなきゃいけないらしい。」

そう言って、携帯をポケットに戻した裕介は、あたしの手をとった。


どんなときでもそばにあったこの暖かい手。

ずっとずっと離したくないんだ。


でも、結構空港の中ってのは狭いもので…


すぐに搭乗ゲートの所までついてしまった。