メイドなあたしとイジワルご主人様。

Side.kaede


裕介に寝てろ。って言われたから、素直に寝ることにした。


―…苦しい。

そう思って、目を覚ますと、裕介が笑ってた。

「ゆうすけぇ。苦しいよぉ。なんなのぉ?」


そう聞くと、超普通に答えてくれた。

「着いたんだよ。どう?この景色。」


そういわれて、指差された方を向くと、冬なのにすっごくきれいな海が見えた。