メイドなあたしとイジワルご主人様。

「裕介。お前なら、何が言いたいかわかるな？」

そう言われ、俺は神妙な顔で頷いた。


「そうか。それならいい。楓ちゃんとはしばらく会えないが、いいな？」

楓としばらく会えない…


会いたくても会わせてもらえない。

そんな日々が待っているだろう未来。


それでも、俺は楓とずっと一緒にいるためにガマンする。


「あぁ。だって、それしか方法ないし。んで、俺の行き先は…？」