「ったく、裕介もとんだ嫁さんをもらったもんだな。」


は?誰がとんだ嫁さんだって?

「コラ、聖斗。あんたぶっ殺されたいわけ?」


と低い声で言うと、聖斗はおどけた顔をした。

「おっとぉ、これはすいませんね。楓さん。」


なんかむかつくなぁ。

まぁ、とにかく裕介のところに合流するか。


「じゃあ、いくよ。」

聖斗に声をかけて、席を立った。