「ったく。ごめんな?こんなだっせぇ姿で。」


あたしは首を思いっきり横に振った。

「いいの。裕介が無事でいてくれたから。
後遺症もないって言うし。」


そう言うと、裕介に優しく抱きしめられた。


「じゃあ、早く元気になるから。毎日来てくれねぇ?」

骨折したのは、幸い左腕らしく、右側にあたしは立つことにした。