メイドなあたしとイジワルご主人様。

俺は舞台袖で、出番を待っている楓の背後にそっと忍び寄った。


そして、耳元に口を寄せて、ささやいた。

「なぁ、楓…。」


なぜか下をうつむいた楓。

そして、楓は小さく返答した。

「な、何?」