ぎゅっとして

「お前、今日も弁当?」


カフェテリアに着くと、慧があたしに聞いた。


「うん。飲み物だけ買う」


「何飲む?」


「ホットミルクティー」


あたしが答えると、慧がふっと笑う。


「またそれ」


「いいじゃん、別に。好きなんだもん」


ぷーっと膨れっ面で答えると、慧があたしを見て微笑んだ。


その笑顔に思わずドキッとして見惚れていると、慧がぽんとあたしの頭に掌を乗せて言った。


「ついでに買ってってやるから、席とっといて」


「あ・・・・・うん」