ぎゅっとして

徐々に近づいてくる藤村の顔。


あたしは耐え切れず、思い切り足を蹴り上げた。


その足が、否応なく藤村の股間を蹴り上げる形となり・・・・・


「うっ・・・・・・」


藤村の顔がこわばり、その体がゆっくりと崩れ落ちる。


股間を抑え、声にならないうめき声を洩らす藤村。
 

「ご・・・・・ごめん、あの・・・・・あたしやっぱり付き合えないから、ごめんね!」


そう言ってあたしは、その場から逃げるように駆け出した。


そんなに力は入れてない。


でも、場所が場所だから、きっとすぐには立ち上がれない・・・・・。


できればあんなことしたくなかった。


だけど、あの場合は・・・・・仕方ないよね・・・・・?