ぎゅっとして

「あんな噂流すようなやつと、2人で大丈夫なのかって言ってんの。その友達に、着いてきてもらった方がいいんじゃねえの?」


「でも・・・・・」


今日は、相馬君とデートするんだって言ってた美玖。


その前に、ここでちょっとお茶しようって言ってたんだけど・・・・・。


お茶できなくなるのは仕方ないとしても、デートの邪魔までしたくない・・・・・。


「いいの。美玖、今日はデートだから・・・・・。慧、余計なこと言わなくていいからね。あたしは大丈夫だから」


「ふーん・・・・・大丈夫ならいいけど。わかった。来たら、伝えとく」


肩を竦めながらも頷いてくれた慧にほっとして、あたしは笑った。


「ありがと。じゃあね!」


そうしてカフェテリアを後にしたあたしの後姿を見て、慧はため息をついていた・・・・・。