ぎゅっとして

あたしは、1人でテーブルについていた慧の傍に行った。


「慧、あの・・・・・」


「ん?」


慧があたしを見上げる。


「美玖が、もうすぐ来るはずなの。伝言頼んでもいい?」


「美玖って・・・・・いつも一緒にいる子?」


「うん、そう」


相変わらずの慧。もう慣れたけど・・・・・。


「美玖が来たら・・・・・あたしのこと待ってなくていいからって言っておいて」


そう言うと、慧はあたしにちらりと意味深な視線を向けた。


「・・・・・1人で、大丈夫なわけ?」


「え・・・・・」