ぎゅっとして

藤村と2人きりになったって別に気にする様子もない。


慧にとってはあたしなんてその程度の存在なんだって思い知らされる。


その度にあたしの胸が軋むように痛くなる。


ただの友達でいいって、そう思ってたのはあたし。


なのにこんなに胸が苦しくなるなんて・・・・・



お昼になって、ハンバーガーでも食べようとお店に向かった。


「ね、あたしと相馬っちで食べ物買ってくるからさ、藤村くんジュース買っておいてくれない?」


前を歩いていた美玖が振り返る。


「え、俺?」