「やめて!あたしは、慧のことが好きなの!あなたじゃない!あなたのことなんか、好きにならない!!」


「優衣ちゃん・・・・・」


杉浦さんの顔が歪み・・・・・


やがてその表情は恐ろしいほど殺気を帯びたものに・・・・・


「君は・・・・・わかっていないんだ・・・・・・君と結ばれるのは、この僕だ・・・・・。あんな・・・・・あんな男、君の隣にいる資格なんか・・・・・!」


次の瞬間、杉浦さんの両手が、あたしの首にかけられたのだった。


杉浦さんの指があたしの喉に食い込む。


息苦しさに気が遠くなりかけた時―――