『彼は異常だ。まだ13歳の優衣に、持ってはいけない気持ちを持っている。早く優衣から彼を離さなければ。優衣をあの人から、守らなければ・・・・・』


日記はそこで終わっていた。


あたしは手の震えを抑えることができなかった。


「優衣ちゃん」


杉浦さんの声にビクリと体を震わせる。


「僕の気持ち、わかってくれたかい?」


あたしは、恐る恐る顔を上げた。