ぎゅっとして

バイト先の面接が終わり、翌週から働けることになった美玖とあたし。


慣れるまでは同じローテーションで入れてもらえることになり、美玖と2人喜んでいた。


そして家の前まで来たとき。


そこに、見知った人の影を見つけ、あたしは足を止めた。


あたしに気付いたその人が、こっちを見る。


「優衣ちゃん」


それは、杉浦さんだった・・・・・。


「杉浦さん・・・・・。どうしてここに?」


「君に、会いたくて・・・・・。ごめんよ、家まで来てしまって。でも、おうちの人には内緒にしておいて。僕は、嫌われているだろうから」


そう言って杉浦さんは、笑みを浮かべた。