ぎゅっとして

「アルバイト?レストランで?」


翌日、バイトのことを慧に話すと慧がちょっと目を見開いた。


「うん。美玖が見つけてきて、今日面接に行くの」


「へえ。週何日くらい?」


「週に3日くらいできればいいかなって」


「そのくらいなら良いか」


「何が?」


あたしが首を傾げると、慧がちらりとあたしを見て笑った。


「デートの回数が減るだろ?」


その甘い瞳にどきんと胸が鳴る。


時々、あたしだけに見せてくれる甘い表情。


あたしが、この人の彼女なんだって実感できる瞬間。


その瞬間が、あたしは大好きだった・・・・・。