「ほい」
拓馬くんが、真っ白なテーブルの上に不揃いのカップ達を並べた。
私が手伝うことなんてなくって、お湯が沸騰するまで一緒に話していた。
「りな!ちょっと見てよ〜!拓馬くんの中学の卒アル見付けちゃった♪」
稚葉に差し出された濃紺の冊子を開くと、『ХХ年度ΔΔ中学校卒業アルバム』と大きく書かれていた。
「ちょッ!勝手に見んなよ!中学ん時俺マジやばいから」
「けち〜!」
私と稚葉が叫ぶと、はいはい、と言いながら卒アルを元の位置に戻した。
それからは皆で色々話したり、ゲームをしたりした。
「寝ちゃったね…2人運ぶ?」
「…いや、下手に動かしたら起きるだろ。毛布取るから手伝って。」
稚葉と章大くんはいつの間にか、夢の世界へ飛んでいっていた。
私と拓馬くんはクローゼットから毛布を二枚目取り出した。
一枚は稚葉と章大くんに。
もう一枚は私のだと思ったら「俺のベッド使え。女は冷えるといけねぇし」と、さらっとかっこいい事を言って私をベッドに寝かせた。
稚葉も女の子なのに、と思ったけど心配なさそうだ。稚葉にはあったかい毛布と騎士がついているから。
拓馬くんが、真っ白なテーブルの上に不揃いのカップ達を並べた。
私が手伝うことなんてなくって、お湯が沸騰するまで一緒に話していた。
「りな!ちょっと見てよ〜!拓馬くんの中学の卒アル見付けちゃった♪」
稚葉に差し出された濃紺の冊子を開くと、『ХХ年度ΔΔ中学校卒業アルバム』と大きく書かれていた。
「ちょッ!勝手に見んなよ!中学ん時俺マジやばいから」
「けち〜!」
私と稚葉が叫ぶと、はいはい、と言いながら卒アルを元の位置に戻した。
それからは皆で色々話したり、ゲームをしたりした。
「寝ちゃったね…2人運ぶ?」
「…いや、下手に動かしたら起きるだろ。毛布取るから手伝って。」
稚葉と章大くんはいつの間にか、夢の世界へ飛んでいっていた。
私と拓馬くんはクローゼットから毛布を二枚目取り出した。
一枚は稚葉と章大くんに。
もう一枚は私のだと思ったら「俺のベッド使え。女は冷えるといけねぇし」と、さらっとかっこいい事を言って私をベッドに寝かせた。
稚葉も女の子なのに、と思ったけど心配なさそうだ。稚葉にはあったかい毛布と騎士がついているから。
