私たちの中では学校の渡り廊下に繋がる階段で時間をつぶし、5時半を過ぎてから駅前のカラオケへ行くのが定番だった。
なぜ5時半を過ぎてからなのかは、稚葉の彼氏のバイトが5時半からだったから。
「じゃぁ…ポテトと…なに?「ミルク、あ、りなもだって」「メロン」あ、ミルクティー2つとメロンソーダ2つね!」
いつも通り稚葉が注文していく。届けてくるのはもちろん稚葉の彼氏。
“コンコンッ”
「稚葉ぁ〜!会いたかった!」
「ポテトあったかぁい!」
稚葉の彼氏は稚葉にゾッコンって感じだけど……稚葉は彼氏の前ではクールというか、なんというか…
「ねぇ、章大…だれ?」
「あ、俺のダチ!早瀬に手伝ってもらった。」
確かに章大くんの後ろに男の人がドリンク2つを持って立っていた。
早瀬という人は、稚葉の彼氏の章大くんとは違うタイプの人だった。
「そろそろ戻らねぇと怒られんぞ」
低くかすれた声で章大くんにそう言うとこちらに背中を向けた。
「おぅ」
また連絡する、と稚葉に囁き名残惜しそうに章大くんは離れて早瀬くんを追っていった。
なぜ5時半を過ぎてからなのかは、稚葉の彼氏のバイトが5時半からだったから。
「じゃぁ…ポテトと…なに?「ミルク、あ、りなもだって」「メロン」あ、ミルクティー2つとメロンソーダ2つね!」
いつも通り稚葉が注文していく。届けてくるのはもちろん稚葉の彼氏。
“コンコンッ”
「稚葉ぁ〜!会いたかった!」
「ポテトあったかぁい!」
稚葉の彼氏は稚葉にゾッコンって感じだけど……稚葉は彼氏の前ではクールというか、なんというか…
「ねぇ、章大…だれ?」
「あ、俺のダチ!早瀬に手伝ってもらった。」
確かに章大くんの後ろに男の人がドリンク2つを持って立っていた。
早瀬という人は、稚葉の彼氏の章大くんとは違うタイプの人だった。
「そろそろ戻らねぇと怒られんぞ」
低くかすれた声で章大くんにそう言うとこちらに背中を向けた。
「おぅ」
また連絡する、と稚葉に囁き名残惜しそうに章大くんは離れて早瀬くんを追っていった。
