―――
「ねぇ、なっちゃん」
「ん.どうしたの?」
授業の準備をしながらなっちゃんはこっちを向く。
「なっちゃん、来年もいるよね?講師なんだし…」
なっちゃんは一呼吸おいて
「さぁどうかな?」
って呟いて後に続けた。
「あたしも早く試験に合格して先生になりたいよ?
だけど今こうやってみんなの前で授業するだけでも嬉しい。
だから、来年もここでみんなに教えたい。それで来年の試験で合格できたらな、って…☆!」
私なっちゃんに失礼な事言っちゃった。いつまでも講師でいたいなんて、思わないよね…。
「なっちゃん、ごめんね。私無神経な事言っちゃって…」
「いいよ!逆に嬉しかった☆いてほしいって思ってくれてることが♪」
そう言って微笑むなっちゃんをみて、ようちゃんを思い浮かべた。
ようちゃんも…先生になりたいんだよね…もしかしたらいなくなるかもしれないんだよね…。
今更だけど
やっぱり叶わないよね
ようちゃんにとって
先生にとって
私はただの生徒の一人
「ねぇ、なっちゃん」
「ん.どうしたの?」
授業の準備をしながらなっちゃんはこっちを向く。
「なっちゃん、来年もいるよね?講師なんだし…」
なっちゃんは一呼吸おいて
「さぁどうかな?」
って呟いて後に続けた。
「あたしも早く試験に合格して先生になりたいよ?
だけど今こうやってみんなの前で授業するだけでも嬉しい。
だから、来年もここでみんなに教えたい。それで来年の試験で合格できたらな、って…☆!」
私なっちゃんに失礼な事言っちゃった。いつまでも講師でいたいなんて、思わないよね…。
「なっちゃん、ごめんね。私無神経な事言っちゃって…」
「いいよ!逆に嬉しかった☆いてほしいって思ってくれてることが♪」
そう言って微笑むなっちゃんをみて、ようちゃんを思い浮かべた。
ようちゃんも…先生になりたいんだよね…もしかしたらいなくなるかもしれないんだよね…。
今更だけど
やっぱり叶わないよね
ようちゃんにとって
先生にとって
私はただの生徒の一人
