―――次の日

「ようちゃぁん☆!」
廊下で前を歩いているようちゃんを呼びとめる。
「鈴木!廊下で叫ぶな、恥ずかしい…」
ようちゃんに教科書で頭を叩かれた。でも笑顔のようちゃんを見ると、私の胸は高鳴った。

「…あっ、あとで真剣な話があるのです!」
私がふざけ調子で言うとようちゃんは、じゃ後でなと言って歩いていった。



勇気出したよ…私。
今日聞くんだ。

ようちゃんの…こと。

「なぁに.にやけてんのぉ☆」
あなたの顔の方がにやけてますけど…
「うゎッ.ビックリしたじゃん、こま!」
「今原と話てたじゃん!やるなぁ〜」
「そういうことじゃな・い・の!」
どこから見てたのか突如現れたこまに戸惑いつつも、私達は教室へ向かって歩きだした。