桜色の恋

「お互い名前で呼び合わねぇ?」

「新垣君の名前って

なんだったっけ?」

「おいおい弘貴だよ」

「そっか」

「じゃあこれから花って呼ぶから

俺のことは弘貴って呼んで」

えっ弘貴なんて呼べないよ

「じゃあ弘貴君で」

「うん」

「じゃあまた明日」

「ああ」

そう言って私は家に入った