「はい、そこの兄ちゃん、おまちど。」 「サンキュー、シバさん」 お客がいなくなるまで私は入口に ガムやスナック菓子を並べる。 それから、ほんの少しだけ仕入れられたCDも並べる。 一応CDショップだからね。 『こうやってフェイクつくっとかないと、サツはすぐかぎつけてくるんだよ』 って、前にシバから教えてもらったんだよね。