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『俺、子供の名前には海の字を入れるのが夢なんだ』


『どうして?』



『海が入ってるとなんか優しい子に育ちそう…それに男だったらカッコいい感じだし女だったら可愛い感じしねぇ?』









このときはもしもの話だから真剣に話してなかった。

『じゃあ慎二は海の入った名前の女の子が好きなんだ…』




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なんて言って拗ねた。

慎二は必死に私の機嫌をとってたなぁ…