あたしのパンチをくらったシロさんは、殴られた理由がわからないといったような表情であたしを見た



『シロさん...この前のパーティーの時にあたしの鞄をあさりましたね?』



忘れたとは言わせませんよ?



黒い笑みでシロさんを見ると、彼は「ああっ!!」と言って



「うん!!あさった!!」



と、嘘をつくこともなく、しらばっくれることもなく、なぜか自信満々に答えた



「シロ...そこは自信ありげに言うとこじゃない」



横からすかさず冬士くんがつっこんだ



「ええーっ!!!でもアカっ、春日ちゃんを知れることはいいことなんだよ?」



突然意味のわからないことを言い出したシロさんについていけないあたしたち....



「....なんで?」



そうだよ...なんでいいことかわかんないって



こんな平々凡々なあたしを知ることがなんでいいことなのよ



するとシロさんはフフフと笑いだした



.....なんか気持ち悪い...



「いい?アカ。例えばの話、アカは春日ちゃんのバストサイズわかる?」


『はいっ???』



この人いきなり何を言いだすんだ!!



バストサイズって....
バストサイズって.....



バストサイズってぇ────!?



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