おい、コラっ!!懐かしがってるなよ!!



しかもオーナーさんっ!!




頭に包帯って.....



襲われてるじゃんか!!




なんでこんな九死に一生体験談を笑って話せるんだ、この人達は....



｢茶羅、オーナーの体験談まだあるけど....聞く?｣



『いや…もう結構です....何も言わないでください』




取り敢えずこの体験談は終わりにしてもらった



｢そういえば、あなたの名前聞いていませんね｣


そうだね、あなた寝てたもんね



『茶羅です、春日 茶羅｡』



｢そう、茶羅さん｡

たしかシロとクロに今日呼ばれていたんですよね｣



『はい、そうです』



｢すみません、こんな所で止めてしまって....



さぁ、中にお入り下さい｣


そういってオーナーさんはドアを開けてあたしに中に入るようすすめた



『ねえ、冬士くん...』




｢なに?｣



『中…お客さんいないんだけど』



時刻はまだ四時前…



allegroはいつも六時に店じまい


じゃあなんで？？？



｢今日は定休日だからだよっ春日ちゃん♪｣


ムギュッ


『ぐえっ…！』



前から現れたシロさんにおもいっきり抱きつかれた…





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