「シロ....茶羅がビビってるから落ち着いて」


冬士くんがお兄さんにそういうと、お兄さんはちょっとシュンとしてとぼとぼと冬士くんの横まで歩いていった


ってかあたし達こんなはしゃいでていいのかと思いまわりを見渡すと....



お客さんは誰1人いなかった


『冬士くん』

「何?」

『お客さんいないんだけど...』


「ああ、今日は六時までだったんだ」


『えっ?それじゃあ今って』


「店じめってトコかな」


『それじゃああたしおじゃま...「普通はね」







え??』


わたしの言葉にかぶせてきたのはお兄さんだった



「普通は店じまいだけど、今日は特別だから」


そういってあたしを奥へと案内した


そこは客席から少し離れた所で入り口には[従業員以外立ち入り禁止]とかかれた札がかけられていた


あたし従業員じゃないのに入っていいのかな


左をみるとニコニコしたお兄さんが


右をみると「ドアあけて」と目で訴えてくる冬士くん



本当にいいんですか??




あけますよ??




そうしてあけた扉のむこうは.....



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