『はよー!修司!』


『………おっす』


朝、学校の前で新に逢う。



『なんだよ?やけにテンション低くない?』

新は肩をぶつけてくる。



『別に。気のせいじゃね?』

なんて言いながらもテンション低いことくらい分かってる。



『あ、分かった。

寝不足だ!昨日何やってたんだよ~!』



『うっさい』


逆に聞きたい。

なんでお前は朝からそんなに元気なんだよ?


なんて思いながらも足を進める。



『あ、柚木ちゃん』


新のその言葉に顔を上げる。


そう言えば朝、柚木ちゃんに逢ってねぇや。