俺はキミの生徒





「新ぁ~

もっといっぱい飲んじゃえ~」


あれから数時間。

もう真夜中だ。


でも加奈さんも新も柚木ちゃんもまだまだ元気。



「ちょっと加奈ぁ?!

まだ佐藤くん、未成年なんだからそんな飲ませないでよ!


あたし、一応先生なんだよ?!」


なんて柚木ちゃんは言ってるけど加奈さんはお構いなしに新のグラスに酎ハイを注ぐ。


俺はソファでお茶片手にそれを傍観。


ホント…呆れるくらい、元気だな。3人とも。



『もう加奈しゃん…無理ですよぉ…』


半分ろれつが回ってない新。

それでも楽しそうだ。




「しゅうじぃ~?

あんたはなんでいつもそんなクールにいるワケぇ~?


ほら、こっちきて飲むぞぉ~」


加奈さん…完全に、飲み過ぎです。

お願いだから悪い酔いはやめてください。


なんて思いながら加奈さんを軽く交わして、ベランダに出た。



うわぁ…寒っ!

けど火照った頬に当たる冷たい風が心地良い。



「おぉ…やっぱり冷え込むね~」