俺はキミの生徒





ってか。

ってか俺!


かなり…ヤバくないか?



加奈さんにも、千絵先輩にもバレて。


しかも志帆にも感づかれてるし、

俺って結構分かりやすいのか…?




『ってかセンパイ!


俺の好きな相手をセンパイは知ってて、

でも俺はセンパイの好きな相手を知らないってフェアじゃないですよね!?


と、いうことでセンパイの好きな相手、教えて下さい!!』


俺はとりあえず早口で喋った。

動揺してることを千絵先輩に気づかれたくなかったんだ。



「はあああああ?!

ってか!なんでいきなりそんな元気になってるワケ!?


修司ヤだ~」


千絵先輩は冷めた目で俺を見る。



そんな目で見ても俺は怯まない!

絶対聞き出してやる!!