俺のテキストを見て必死に写している涼哉を見た。



『俺が球捕る!!』

1年の入部当時、
まぁ俺は攻撃的ってかバックを信じる派だった。
みんなどっかって言えば慶悟さんみたいな攻撃的な投手と組みたくて、俺は敬遠されていた。
でも涼哉はそぅ言ってずっと組んでる。



「誠、サンキューな」

「あ、あぁ」

「岡山、何だって?」

「明後日の午前練は休むって」

「へぇ」




「なぁ涼哉」

「あ?」

「何で俺と組んでんの?」

「は?」

「さっき1年の入部したときの事思い出して……」

「あぁなるほど。」
「俺な、中学のときに山さんの出てた試合見たんだよ。慶悟さんと組んで出てた試合。」

(山さん 本名:山ノ井明
以前「「お前が…」」シリーズに出ています)


「それで山さんがホームでブロックして、かっこいいなぁって」