その日から快を学校で見かけることはなかった


まずあたしと快は学年が違うから校舎も違う


今まで学校で会えたのは快があたしを向かえに来てくれたから


当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなるって




─────すごく寂しい...



朝だってドアを開ければ快がいつもいたのに....



ドアを開けても今は快はいない


あたしのそばにいなくなって改めて気づいた




あたしは





快じゃないと






快がいないと






もう、だめなんだ




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