『…そのまんまの意味だよ、嫌いだ。見たく……ない』


縁田の香の手を掴んだ力が強くなる。



……?


『なにか……あったんですか?』



心配そうに訊ねる香。

我に返ったような顔をする縁田。



『………なんでもない』


縁田は元の冷静さを

取り戻したように怪しく笑う。



『先輩──…?』


と、香が縁田を見つめた瞬間。



バン──…ッ!!


勢いよくドアが開いた。