「愛姫、あたし今日、満留(ミチル)と一緒にテニス部見てくるから!」



「…うん!」



光梨は、早速友達が出来たみたいだ。
少し寂しいけど、光梨は、それで良いんだ。


私みたいな地味子といたら、イメージが下がっちゃうもんね。



私は一人、自嘲気味に笑った。



早々に帰る支度を済ませ、教室を出る。
一人で廊下を歩き、昇降口に向かっていた。



その途中の階段の踊り場に、目を疑いたくなるようなポスターがあった。