里紅に聞いてもらおう、この気持ち。


溢れんばかりの愛を君に、聞いてもらいたい。



キモチを自覚してから、結構時間はたっているけど。



でも、誰よりも君を好きだよ。



彼女がいたって関係ない、あたしは里紅が好き。



全て…



聞いてもらおう。




聞いて、ほしい。



涙を拭って、私は歩みを進めた。



かばんを取り、帰り道を歩く。



里紅がいない帰り道は、いつもより寒くて、寂しかった。