顔をあげたら、口を押さえて真っ赤になってる里紅がいた。



「里…」



「…ゎぃぃょ」



「え?」



「だからぁっ、可愛いって言ってんの!」



そのまま里紅は前を向いて歩き始めた。
早歩きー…!



後ろから見て分かるくらい、耳まで真っ赤だよ?



里紅…。




ありがとう。
君の言葉で、勇気が出たよ。