激情型お姉さん ナツコ

バカ野主任はかつらを拾うと
食堂を走って出ていった。



「あちゃー。ヅラだったか。

はぎの主任でなくて、ハゲの主任ってか?」


ナツコは知らなかったとはいえ、
結果的に萩野主任のヅラをばらしてしまったのだった。



「おい、あんた!
やるじゃないか!」



食堂にいた男性社員たちが
ナツコに話しかけてきた。



「アイツ他にも手を出してるって噂だぜ。」

「主任だからって、なんでもアリかよって思ってたんだって。」


「あんたの京子だけじゃなくて、
他にセクハラ受けてたやつも救ったかもよ?」



「そう?
人助けになってんなら、
クビになってもいいか。」



「京子がいんだから、クビになんないんじゃない?」



「へ?何ソレ?」