激情型お姉さん ナツコ

京子は悩んでいた。

毎日の居残りのことを
ナツコに相談したかった。



ナツコが相談にのってくれるだろうことは分かっていたが、
相談したら、
ナツコに迷惑がかかるかもしれない。



化粧品売場がランキング1位を奪われ、
その責任は京子にあると責められ、セクハラを受けているのだ。



しかもナツコに奪われているのだ。




「きょーこ?
どうしたの?
なんかボーッとしてるよ?」



ナツコと京子はランチの途中だった。



意を決して京子はナツコに悩みを打ち明けた。




「ナッちゃん、気を悪くしないでね…。
相談にのってほしいことがあるの…」



「どうしたの?
何かあったの?
仕事のこと?
恋愛のこと?
いつから悩んでるの?
早く言わなきゃダメじゃないの?

私に出来ることがあったら何でもするよ?

いや、できないことでもやってあげるから
言いなさい?」



ナツコの真剣な態度に
京子は涙をながしながら、話し始めた。