「なぁ。」 レイがあたしの肩に触れようと、手を出す。 その手が怖くてビクッとなった。 「お前・・・どうした??」 なんでそんな悲しい目をするの なんで話しかけるの もうほっといてよ。 お願いだから。 彼女のことだけ考えてればいいじゃん!! あたしは目の前の人を睨むように見た。 「なんで泣いてんだよ・・」 震えた声でレイが言った。